29Mar
緊急事態宣言が首都圏で解除されて1週間ほどが経ちますが、みなさんの生活は、変わりましたでしょうか。感染予防への貢献はしつつも犠牲を払いすぎず、生活していくことは、1年経った今でも難しいですね。
2020年の年明けから国内で感染者が増えはじめましたが、ある会社では4月の緊急事態宣言発令されたことを受け、出社率の制限をして社員の在宅勤務をスタートさせました。宣言解除とともに100%出社に戻し、再び緊急事態宣言が発令されれば在宅勤務にし、解除後すぐに元に戻しました。
一方で、別の会社では2020年の年明け国内で感染者が増えはじめた頃から早めに在宅勤務を取り入れ、宣言解除後も継続。2021年の年明けの緊急事態宣言後も、「特別変わった対応」はありませんでした。
緊急事態宣言で大きく舵を切る会社と、変化のない会社。とても対照的で、正直驚きました。
船で例えるなら、嵐が来るたびに大きく舵を切り、過ぎ去れば元に戻す船。もう一方は、嵐が近づいてきた時に大きく舵を切り、嵐が来ても大きな影響のないルートへ切り替えた船。
どちらにしても、どの航路を進むかは船長の判断・決断ですよね。
生きていれば穏やかな航海ができる時もあれば、嵐が吹き荒れることもあると思います。ルートを変えることはメリットもデメリットもあるので、どちらの船が正しいとかはないと思います。好みはありますが、自分の望む目的地にたどり着けば、どちらのルートでもよいのではないでしょうか。
輪廻転生_肉体は魂の乗り物
ぜひ、目の前に大きな船を思い浮かべてみてください。そして船長はあなたです。
人生の目的地まで、どのような航路を選びますか? そもそも今まで、どのようなルートを辿ってきましたか?
ドラスティックな人生を好む人は、果敢に大波を攻めていくことを選ぶかもしれません。安全ルートを模索しながら、できるだけ穏やかに航海したい人もいると思います。
今までの人生の航海は、自分で選んできたルートでしたでしょうか。自分のためのルートでしたでしょうか。
親の指示でルートを変えた人もいると思います。大切な人のために自らにルートを変えた人もいると思います。もしそうであっても、自分の望む目的地と同じであれば問題ないと思います。しかし異なるようであれば、本当の目的地を思い出さないといけません。諦め、封印した想いに集中し、心を解放すること、自分のためのルートを決めることを許可してあげてください。
肉体は魂の乗り物と表現された本を読んだんことがあります。
魂の目的を思い出し、今の自分、この体を有しているうちにできることが何なのか、この機会に考え、感じてみてください。
そして、最後まで自分の望む目的地に無事にたどり着くために、魂の乗り物であるあなたの体を、きちんとメンテナンスして、大切に大切に扱っていきましょう。
重要なのは、舵を最後まで「自分で」握ること。
無事に目的地に到着するために悩むことも学びです。判断を誤り大変な思いをすることも学びです。それらは次の嵐で活かされるでしょうし、他の誰かのアドバイスにもなります。誰かに相談し、知恵を借りるのもいいのです。色々な意見を聞き、様々な経験をして自分自身の答えを導き出せればよいのです。
そのために、どのような状況であっても他の人に船体の舵を渡してはいけません。責任や重圧から逃れ楽にはなりますが、それは自分の経験、実績にはならず、目的地にたどり着けなくなります。
前に進むのがしんどい時は、立ち止まって嵐が過ぎ去るのを待ってもいいのです。「立ち止まる」と自分が決めればいいのです。誰かのアドバイスに従ったとしても、言われたからそうするのではなく、「やってみよう」と自分で決めることが大切なのです。
自分の人生を歩めていますか? 誰かに委ねすぎていませんか? もしくは誰かの指示で進んでいませんか?
たくさんの経験をしながら最後まで航海し、目的地にたどり着くことが人生の目標です。そのために自身で判断・決断し舵をとるのは、あなた、船長の役目。どんなルートを通るかは自分で決めていいのです。
まずできることは、自分の望む目的地を再確認すること。そして自分らしいルートを思い描きましょう。きちんと自分でルートを決めて正しい航海を始めると、高次からたくさんのサポートが入ってきます。
乗船している多くの仲間と一緒に、あなたが決めたルートで旅を続けてくださいね。