7Mar
なんだか最近、私のまわりでは人間関係にトラブルが出てきている人が増えてきました。みんな明るく話してくれるので笑って話を聞いていますが、根底では、けっこう思い悩んでいるのを感じます。
話してくれることで、ストレス発散、ネガティブな感情も解放できているようなので、少しはいいかなと思いますが、心配ではあります。
無意識で自ら人間関係のトラブルを招いていることも
気を付けていてもイヤな人は出現してきますよね。勝手に相手がネガティブな矢を放ってきて、滅入ったことがある人は多いと思います。しかし、知らぬ間に矢を向けられる原因の種を、自ら蒔いていることも多いです。
少し手を差し伸べたら、相手から依存されるようになってしまった・・・ 自分の話をしただけなのに、自慢と思われ妬まれるようになってしまった・・・ 間違っていることを指摘しただけなのに、恨みを買ってしまった・・・ 人見知りなのであまり話をしなかっただけなのに、不愉快に取られて仲間外れにされるようになってしまった・・・
そんなんじゃ、自分ではどうしようもない!と思うかもしれませんが、その通りです。どうしようもないのです。
自分の問題と相手の問題を分けて考える
妬み、恨み等は相手の問題であって、あなたの問題ではありません。そこはしっかりと切り分けてください。そのような問題が降りかかってきた時に、どう対応するかが、あなたの問題です。
やんわりと対応するのか、完全にスルーするのか、無抵抗で行くのか、全力で撃墜するのか・・・
問題も千差万別なので、どの対応が正しいのかは一律に言えません。ただ一つ言えるのは、自分の取った対応に「ネガティブな感情」がこもっているかどうかです。
「そうですね~」、「わかりました~」とやんわり対応しているようでも、「うざいな~」、「またアホなこと言っているよ~」など、言葉の裏にネガティブな感情があると、その場をしのぐ大人の対応のつもりでも、エネルギー的にあなたが相手にネガティブな感情の矢を放っていることいなります。
非を認めさせてやろうと問い詰め過ぎたケースも目にしたことがありました。窮鼠猫を噛むですね。相手の激しい応戦にあい、最終的にはご自身が追い込まれてしまいました。相手を追い込みすぎて恨みを買うという種をご自身で蒔いていたのです。
見下してやろう!非を認めさせてやろう!思い知らせてやろう!・・・などネガティブな感情から起こる行動は、負のカルマのエネルギーをご自身のオーラに刻んでしまいます。せっかくあなたに非がなくても、ネガティブな感情で応戦したら、同類です。
カルマの課題を克服するまでは、同様の問題が繰り返しご自身に降りかかってきます。
だからと言って、いつもいい人でいろとか、腹を立てるなということではありません。怒りなどの感情を押さえつけると、また別の問題を生じさせますのでご注意くださいね。
嫌な相手に引きずられ、自分の質を下げないようにしましょう
少し前に私も、ものすごく腹を立てたことがありました。問題を解決するには相手と相談をしなければいけませんでしたが、このまま行ったら、私は怒りを抑えられないというのは自覚していました。問題解決が目的であって相手と喧嘩することが目的ではないので、自分の感情が落ち着いたら、話しに行こうと決めました。
自身の怒りの感情と向き合う心理トレーニングに「アンガーマネジメント」があります。その中で6秒待って怒りを落ち着かせるよう提言されておりますが、私は1週間かかりましたよ(笑) 本当に大変でした。
おかげさまで(笑)、口論なく問題の解決の方針を決めることができました。怒りの感情を持って相手の所に乗り込んでいたら、更に嫌な思いをしていたのは確実。そして負のカルマを積み上げていたと思います。
カルマは解消されるまで、時間や場所を変えて何度でも現れてきます。
今、ご自身が抱えている人間関係の問題について、あいつのせいだとか、いつもこういう人に絡まれるとか、相手に注目してしまいがちですが、相手に問題があっても「自身の対処が違っていることもある」という観点で、一度考えてみてください。
行動を変えると、必ず結果も変わります。
嫌な相手の道ずれでご自身の質を下げ、一緒に堕ちていかないように注意してくださいね。