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女性ホルモンの変化と女性の不調


漢方学では、「女性の先天は肝」と表され、女性にとって大切なのは「肝」と考えられています。「肝」と言っても、漢方学と近代医学では、考えられている役割が少し違います。


<近代医学での「肝」の働き>

1.胃や腸で消化吸収され分解された栄養素を貯蔵したり、タンパク質を合成したりする「代謝」

2.アルコールや薬剤などの「解毒」

3.消化を助ける胆汁の「生成」や「分泌」



<漢方学での「肝」の働き>

1.“気”を巡らせる、精神状態を安定させる、消化吸収を助ける「疏泄(そせつ)」

2.“血(けつ)”を貯蔵し、体内の血液量を調整する「蔵血(ぞうけつ)」

起きているときは“血”を分配させ、寝ているときに“血”が「肝」に戻ってくると昔の人は考えていました。

この疏泄、蔵血の働きは、月経、妊娠、出産に関わっており、疏泄が乱れると“気”や“血”が滞り月経痛や月経周期が乱れます。蔵血が乱れると血が不足し月経量の減少や不妊を引き起こすとされております。


そのため、しっかりと気血をつくり巡らせることが重要とされています。

女性ホルモンの働きと影響

女性の不調の多くは「月経」に伴うものと「更年期障害」があります。近年の初経年齢は10~14歳、閉経年齢は43~54歳ほどなので、30~45年もの長い間、多くの女性が何らかの体調不良に悩まされているのです。

月経も更年期障害も関わっているのは女性ホルモンです。女性ホルモンには2つ、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)があります。


排卵から月経までの間にはプロゲステロンの分泌量が増加し、月経から排卵までの間にエストロゲンの分泌量が増加します。


プロゲステロンは受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させる働きがあり、受精卵が着床後は妊娠の維持にも関わっています。水分や栄養素をため込みやすくなるため、排卵から月経までの間はむくみやすく太りやすくなります。


一方、エストロゲンは皮下脂肪を蓄え丸みをおびた体をつくったり、皮膚のハリ、つやを与えたりと、女性らしさをつくるホルモンです。また自律神経の働きを安定さるため、月経から排卵までの間は穏やかに過ごせることでしょう。


しかし、閉経前後でエストロゲンが減少してくると、自律神経が乱れ始め、早期症状としてのぼせ、発汗、不眠、イライラ、抑うつなどが現れ、遅れて高脂血症、動脈硬化症、耐糖能異常、骨粗しょう症などが現れてきます。


必ずしも全ての人に更年期の症状が出るわけではありませんが、約6割ほどの方に症状が現れているといわれています。


ホルモン自体は血中に微量含まれる程度であり、そのため極わずか変化でも身体への影響が大きいのです。また、女性ホルモンの分泌量、安定性は年代ごとに変化を見せるため、女性ホルモンについて知り、整えていくことは女性が健やかに過ごすために大切なことになります。

女性の不調との向き合う

ホルモンが適切に分泌されるには自律神経が整っている必要があります。崩す要因として精神的なストレスもありますが、季節の変化(日照時間)、寒暖差(季節や室温)、スマホなどの強い光などもあります。ストレス全てを取り除くことはできないので、自身で減らせるストレスに何があるのかについて考え、上手くストレスと付き合っていこうと思う方が健全です。


漢方学的にみると、女性の不調は気血が不足して起こるもの、気血が滞って起こるもの、温める力が減って起きるもの、冷やす力が減って起きるものなどがあります。


各タイプ別に漢方もあるので、医療機関等で処方してもらうのもいいでしょう。


その他には、冷えによる月経痛(寒証)は温めるといいので、シナモンや生姜を使用した紅茶を飲んだり、血が不足し月経が遅れている場合(血虚)は、クコの実やナツメを紅茶や番茶に入れたりしてもよいと思います。


冷えて“血”が滞っている場合(瘀血)は、紅花茶を飲むといいでしょう。しかし紅花は妊婦禁忌なので、妊娠中、妊娠の可能性のある方は摂取しないでください。

月経不順や月経痛など気血の両方が滞っている場合はバラの蕾(マイカイカ)をお好きなお茶に加えてみるといいでしょう。見た目がとてもいいので、気分がupします。


また、「肝」を整えるために葉物などの青い食べ物や酸味の食材を食事に取り入れるといいでしょう


陰陽五行説で女性は「陰」。ですから女性が体調を整えたいと思ったときは、陰の時間の夜にしっかりと寝ることです。


体内時計で“肝”が整う時間は、1~3時。また“肝”を補佐する臓腑の“胆”が整うは23~1時。もし、十分な睡眠時間が取れない場合やショートスリーパーの方は、寝る時間を23~3時の間に調整されてください。


霊的な観点から見れば、肉体に症状が出ているということはエネルギーの流れに障害が出ているということです。


産婦人科系の症状が出ているということは、感情や社会的つながりに関連する第2チャクラとの関連が強く、親子関係に問題があったり、愛されたい気持ちが強すぎたり、自分で物事が決められないなど見られることがあります。


この場合は、オーラチャクラヒーリングや、大天使のエネルギーによるヒーリングがお薦めです。


女性の不調は長期間に渡って起こります。長年付き合う身体ですから、もちろん、症状がある場合は、医療機関を受診されてください。その上で、プラスαとして色々試され、自分に合ったものを見つけてくださいね。

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