3Jul
陰陽太極図を見たことはある人多いと思いますが、昔の人は自然をよく理解し、陰陽の概念を取り入れ生活していました。
夏至も過ぎ、ちょうど”天より毒気を下す日”の半夏生。私には習慣がありませんでしたが、地域によってはタコを食べるそうですね。そしてもうすぐ小暑です。更に暑くなっていきます。夏至に陽のエネルギーのピークを迎えました。夏至に向けて調整をされ、活動を増やしてきた人も多いと思いますが、これからは実りの秋に向け、増やしてきたエネルギーを使い、熟成させていく時期です。
陰陽論を毎日の生活に!
でも、この陰陽の概念は一年のリズムを説明するものではありません。森羅万象は「陰」と「陽」で対立し、互いに影響し合い、それぞれ増減してバランスを取り、成り立っていることを示しているものです。
男女なら、女性が陰、男性が陽
天地なら、地が陰、天が陽
昼夜なら、夜が陰、昼が陽
寒熱なら、寒が陰、熱が陽
1日の流れで考えると
朝6時(または日の出)に陽のエネルギーが増えていき、正午に極まります。
正午からは陽のエネルギーが少しずつ減っていき、陰のエネルギーが増えていきます。
18時(または日没)に陰のエネルギーに転化、エネルギーの質が変わり、0時に極まります。
0時からは陰のエネルギーが少しずつ減っていき、陽のエネルギーが増えて、再び朝に陽のエネルギーに転化します。
活動的なことは日中行うようにして、夜は体を休めるような過ごし方をします。そして陰が極まる0時には寝ているようにします。ごく当たり前、自然のままです。つまり陰陽バランスを1日の流れに取り入れ過ごしていると、様々なものが”自然の状態”になっていきます。
パワーのある日中にしっかり活動すると、しっかり疲れて夜ぐっすり眠れるようになります。しかし、夜に活動すると、パワーがなくて力が発揮できなかったり、疲弊しすぎたり、興奮し眠れなくなったりしてしまいます。自然に逆らい不自然な状態が続くと、心は苦しくなり、やがて病気を呼び起こします。
西洋医学でいえば、日中は交感神経を優位に過ごし、夜は副交感神経を優位にさせる。こちらの表現の方が理解できる方が多いのではないでしょうか。昔の人は自然をよく観察し、このことが分かっていたということは、すごいことですよね。
この自然なことが出来ていないから不調を来すのです。なので、夜にPCやスマホを見続けたり、激しい運動をしたり、日中寝て過ごすこと等はお勧めできません。
色々と心当たりが出てきましたか?
とは言え、いきなり変えることはできないと思いますし、それもまた不自然です。できないならその原因を考え、 それからできることを考え、 自然に戻っていけばよいのです。自然の流れに身を任せると、心と体が整います。そうするとご自身の波動も自然に変化していきます。
夏至/冬至の頃に陰陽に注目される方が多いように思いますが、自然のエネルギーの変化に身をゆだねると、無理なく変化しやすくなりますので、毎日リフレッシュする陰陽のサイクルを意識して心身を整え、浄化・解毒をし、日々の波動調整をしてみてください。